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■善光寺に行ってきました。 2005/02/10-2005/02/11
連休だから出かけよう。というわけで長野に行った。信濃美術館で「夜の屋根裏美術館」という企画展をやってる、と聞いたのだ。 私は夜に弱い。暗いのに弱い。暗いの大好き。 「夜の屋根裏美術館」は17時から20時で美術館の一室を暗ーくして懐中電灯持参で展示を見る。 展示されてるのは近辺の小学生やら中学生やらの作品らしいが、もうそのシュチュエーションでやられた。 さすがにそれだけでは時間が潰せないので他も調べてみると、善光寺はこの期間灯明祭りとかいうのをやっていて、夜になると お寺をライトアップするということだった。 お寺のライトアップというとこないだの京都みたいなのだろうか。カッコいいかも。 さらに善光寺を調べると、お戒壇めぐりの善光寺だった。調べるまで知らなかったが。 お戒壇めぐり、というのは、本堂の下のまっくらな地下通路を進んでご本尊の下にある錠前に触ると極楽に行ける、とかなんとか いうやつだ。「まっくらな中を手探りで進む」というのを何処かで聞いていいなあーと思ったことがあって、だけどお寺の名前も場所 も忘れていた。ここで会ったが百年目(意味不明)。というわけでコース決定。 夜がメインなのだから昼過ぎに着けばよく、一泊して昼過ぎに発つくらいでいい。 私は夜行バス以外のバスは大っ嫌いだったが(最近は殆どないが昔よく車に酔った)、経費節約の点から交通手段は高速バスに した。ビジネスホテルをネットで検索して値段と場所比べてホテルも決定。出発。 結論から言って高速バスは悪くなかった。けっこう広い。最初は頭がくらくらするが、乗り始めの一時間をひたすら眠って乗り切れ ば、あとはオッケー。 長野駅から善光寺周辺は思ったより全然都会だった。コンビニもファーストフードもデパートもある(それが私の「都会」の定義)。 ただめちゃめちゃ寒かった。駅前のハトがクチバシを背中の羽にうずめて身を縮めて固まっていた。人が近づいても逃げやしない。 相当近づくとめんどくさそうにちょっとだけ離れる。からかい甲斐がない。 ホテルに荷物を置いて善光寺直行したものの、まだライトアップ前だった。お戒壇めぐりは時間が遅すぎたのか閉まっていた。 博物館に行って「夜の屋根裏美術館」を見てみたが、まぁ図工の工作が展示してある感じだ。ただ、見るだけじゃなくて、作品 にさわったり匂いを嗅いだりといろいろ楽しんでもらおうというのは私の好きな趣向だった。 時間が余ったので東山魁夷館にも寄ってみた。東山魁夷ってこういう絵だったのか。と思った。写真でしか見たことなくて、写真と 実物はちょっと印象が違う。実物は、輪郭がはっきりしなくてぺたぺた塗った絵みたいに見えるのに、ちょこっと離れて立つと不意 に立体的に奥行きをもって見える。モネの絵みたく。 そういう、離れて立つと全体が分かって立体感が増してくる感じの絵は好きだ。 東山魁夷の絵は色も綺麗。あっさりしていて透明感があって派手じゃなく落ち着いてる。和風(当たり前か?)。 印象に残ったのは、名前は忘れたが、こんもり茂った森とそれを鏡みたいに映した湖(池?)の絵。夏で、水がしんと静まってる。 あと、雪が降り続く絵。それから、不穏な空の下の五重塔とお寺、まっすぐな一本道を高台から見下ろしたみたいな絵。 博物館を出た後は、寒いので意味もなく参道を行ったり来たりしながら善光寺のライトアップを待った。 舞っていた風花がかなり本格的に雪っぽくなってきた頃、もいちど善光寺前まで戻ってみると、仁王門は強烈なライトを受けて 蛍光イエローに染まっていた。‥‥なんだか嫌な予感。 仁王門もそうだったが、本堂の辺りには三脚にカメラ乗っけて撮ってる人までいた。いたけど。 ‥‥ライトアップされた本堂はバラのように真っ赤だった。 有り得ない。お寺をこんな色に染めるなんて有り得ない。しかも向こうの経堂のほうは緑っぽいんですけど。信号のセンスですか。 ちなみにライトアップ前はものすごいフツーに渋い。↓ 翌日、お戒壇めぐりもした。ホントにまっくら。なんにも見えない。見えないと妙に広がりを感じなくて、身をかがめてないと天井に 頭をぶつけそうな気がしてしかたなくて(大して背が高いわけでもないのに)、何度も天井の高さを手探りで確認してしまった。 よく、あまりにも暗くて何も見えないことを「自分の手も見えない暗さ」と言ったりするが、自分の手が見えるかどうか確認するのを 忘れてしまった。あんなに暗い場所なんてそうそうないのに、残念。 |